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銘仙図鑑(32) 青紫の笹の葉柄の銘仙 [銘仙図鑑]

銘仙図鑑(32) 青紫の笹の葉柄の銘仙
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【番号】 032
【名称】 青紫の笹の葉柄の銘仙
【色柄】 青みががった紫色の時に、白銀、赤、水色で笹の葉模様を織り出す。
     織はかなり荒く、経糸の大きなツレが目立つ。
【技法】 経糸捺染。
【産地推定】 足利(栃木県)??
【年代推定】 昭和5~10年頃(1930~1935)??
【所蔵者】  YUKO
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↑ 赤の笹の葉。
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↑ 水色の笹の葉。
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↑ 織が比較的良好な部分。
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↑ 大きなツレがある部分。

【着装】
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↑ 地色の青紫との対比で笹の葉の赤と白抜けがよく目立つ。
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↑ 地の青紫色は化学染料特有の鮮やかな発色で、強い印象を与える。
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↑ 柄よりも色で勝負という着物だろう。
(モデル&コーディネート:YUKO)

【関連リンク】
YUKO「気楽に楽しく美しく・銘仙の女」 紫地笹着物
http://yukomeisen.blog.so-net.ne.jp/2014-03-11-3

銘仙図鑑(31) 葡萄色に丸に橘の銘仙(羽織) [銘仙図鑑]

銘仙図鑑(31) 葡萄色に丸に橘の銘仙(羽織)
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【番号】 031
【名称】 葡萄色に丸に橘の銘仙(羽織)
【色柄】 葡萄色に明暗の鼠色と暗黄色で丸に橘の模様と枝を織り出す。
     丸の大きさは大小2種類で、中の橘の柄も少し異なる。
     枝は暗黄色で複雑に交差する。
     織はとても緻密だが、滑り感はあまりなく、単純な平織ではない変わり織か。
     織ずれはほとんどない。
【技法】 変わり織、併用絣。
【産地推定】 伊勢崎(群馬県)??
【年代推定】 昭和30年代(1955~1964)??
【所蔵者】  YUKO
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↑ 大きい方の丸に橘模様。
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↑ 小さい方の丸に橘模様。
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↑ 強拡大すると、織の組織が平織とは異なるのがわかるのだが・・・。

【着装】
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↑ 丸に橘という日本の伝統的な意匠でありながら、枝のデザインがアールデコ的でかなり斬新な印象がある。
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↑ 葡萄色の中での明鼠色の輪がよく目立つ。
(モデル&コーディネート:YUKO)

【関連リンク】
着装の着物は「銘仙図鑑(30)」
http://junko-kimono.blog.so-net.ne.jp/2013-01-14

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