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銘仙図鑑(16) 五角形模様の朱赤の銘仙 [銘仙図鑑]

銘仙図鑑(16) 五角形模様の朱赤の銘仙
銘仙16-1.jpg
【番号】 016
【名称】 五角形模様の朱赤の銘仙
【色柄】 細かな濃淡がある朱赤の地に4種類の五角形模様を織り出す。
     その4種類とは・・・、
     (1)薄い灰紫の五角形に花柄を乗せる
     (2)赤の五角形の一部に濃紫で菱格子
     (3)濃紫の五角形に白で菱格子、朱で曲線模様
     (4)濃紫の五角形に朱・黄・白で2種類の曲線模様
     花と実は、赤・黄色・白で表現し、暗紫色で縁取る。
     茎と葉は暗紫色と緑色で表現。
     花の部分にだけ、緯糸を白に変え、白の霞を掛ける部分併用絣。
【技法】 平織、経糸捺染、解し織り、部分併用絣。
【産地推定】 足利(栃木県)?
【年代推定】 昭和9~11年頃(1934~1936)?
【所蔵者】  YUKO
銘仙16-2.jpg
↑(1)薄い灰紫の五角形に花柄を乗せる
銘仙16-3.jpg
↑(2)赤の五角形の一部に濃紫で菱格子
銘仙16-4.jpg ↑(3)濃紫の五角形に白で菱格子、朱で曲線模様
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↑(4)濃紫の五角形に朱・黄・白で2種類の曲線模様

【着装】
銘仙16-6.jpg
↑ 朱赤の地が大きいので、全体に「赤い着物」という感じで、かわいらしい。朱赤の中に濃紫と花が浮かんでいる感じ。
銘仙16-7.jpg
↑ ただし、色味のコントラストが少ないので、柄の主張はあまりない。
(モデル&コーディネート:YUKO)

【備考】
図鑑15と基本デザイン、染料の色味が類似し、同じ工房で、同じ時期に、同じ職人(デザイナー)によって作られた「姉妹」であると推定される(詳しくは、図鑑15参照)。
銘仙15-7 (2).jpg銘仙16-6.jpg
↑ 着姿の比較(左が図鑑15、右が図鑑16)

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