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銘仙図鑑(23) 巨大な破れ麻の葉模様の銘仙 [銘仙図鑑]

銘仙図鑑(23) 巨大な破れ麻の葉模様の銘仙
銘仙23‐1 (2).jpg
↑ 不規則な斜線模様なのかと思うとそうではなく、巨大な破れ麻の葉模様の一部であることに気づく。
【番号】 023
【名称】 巨大な破れ麻の葉模様の銘仙
【色柄】 暗いオリーブ色の地に黒で織り幅の倍もある巨大な破れ麻の葉模様を織り出す。
     地には横に赤で平行線(双子持ち縞)を入れる。
     その中に赤、青、白の大小の楕円形の玉が浮かぶ。
     全体に強い玉虫光沢がある。
     大型していく銘仙デザインの極限形。
【技法】 平織、緯糸捺染、緯総絣。
【産地推定】 伊勢崎(群馬県)?
【年代推定】 昭和10年(1935)前後?
【所蔵者】  にゃんこ
銘仙23‐2 (2).jpg
↑ 破れ麻の葉模様の大きさは、織り幅の倍ほどもあり、模様の全体像が現れる場所はない。
裾に放射状の模様の出ていて、比較的わかりやすかったので撮ってみた。
銘仙23-6.jpg
↑ 本来、破れ麻の葉模様とは、こんな感じなのだが・・・。
銘仙23‐3 (2).jpg
↑ 破れ麻の葉の間に楕円形の玉がある意味もよく分からない。
あるいは、麻の葉についた水滴だろうか。
銘仙23‐4 (2).jpg
↑ 「針」(染糸のわずかなずれ)は緯糸にしか見えない。緯糸に捺染して模様を織り出す緯総絣の技法。

【着装】
銘仙23‐5 (2).jpg
↑ 強い玉虫光沢があることがわかる。
やはり、破れ麻の葉模様と気づかない人も多いかも。
(モデル&コーディネート:にゃんこ)

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