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銘仙図鑑(22) 石榴(ざくろ)の花の銘仙 [銘仙図鑑]

銘仙図鑑(22) 石榴(ざくろ)の花の銘仙
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【番号】 022
【名称】 石榴(ざくろ)の花の銘仙
【色柄】 織幅の3分の2は白地に枝に咲く赤い石榴の花を織り出す。
     葉は暗いオリーブ色と暗い青で表す。
     表現は写実的な油絵風だが、全体的にぼやけた感じがする。
     織幅の3分の1は灰紫色を段彩( グラデーション)に暈していく。     
【技法】 平織、緯糸捺染、緯総絣。
【産地推定】 伊勢崎(群馬県)?
【年代推定】 昭和5~10年頃(1930~1935)?
【所蔵者】  sakura
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↑ 全体にぼやっとした感じがある。
最初、写真のピントが甘いのかと思ったが、そうではなかった。
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↑ 段彩はまるで筆で描いたように自然。でもこれは織り出しである。
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↑ 花弁の赤にも濃淡をつけるなど表現は写実的で細かい。
銘仙22‐5 (2).jpg
↑ 「針」(染糸のわずかなずれ)は緯糸にしか見えない。
緯糸に捺染して模様を織り出す緯総絣の技法。

【着装】
銘仙22‐6 (2).jpg
↑ 背中だけ見ると、片身代わりのようにも見える。
シックな着物と黄色の地に頭より巨大な椿の柄の帯のコーディネートがおもしろい。
(モデル&コーディネート:sakura)

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