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銘仙図鑑(スペシャル3) 6色パッチワーク風の銘仙(羽織) [銘仙図鑑]

銘仙図鑑(スペシャル3) 6色パッチワーク風の銘仙(羽織)
銘仙S3-1 (2).jpg
【番号】 S003
【名称】 6色パッチワーク風の銘仙(羽織)
【色柄】 赤・黄・暗緑・灰紫・白・黒の6色の地にそれぞれ模様を織り出し、パッチワーク風に組み合わせた大胆華麗なデザイン。
     赤地と暗緑の地には花唐草、黄色地にわずかに蚊絣、灰紫地に小さな花菱、白地に花柄、黒地には多色の曲線を織り出す。
     面積的には狭い黒地に多色の曲線の部分が全体のアクセントになっている。
     経糸と緯糸の両方に捺染し、その交差によって模様をくっきり織り出す伊勢崎得意の併用絣の技法。
     幾何学性の強い斬新なデザインだが、戦後まで引き継がれた伊勢崎銘仙の技術力を示す作品。
【技法】 平織、経糸・緯糸捺染、併用絣。
【産地推定】 伊勢崎(群馬県)
【年代推定】 昭和27年(1952)
【所蔵者】  伊勢崎市
銘仙S3-2 (2).jpg
↑ 赤と黄色の地の面積が大きく、華やかなイメージを作っている。
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↑ 最高レベルに比べると、わずかだが織に荒さが感じられる。
よく売れた証拠なのかもしれない。
銘仙S3-4.jpg
↑ 今回の展示品は羽織だったが、伊勢崎市では、同じ柄の着物も所有している。
2010年1月24日「伊勢崎銘仙づくし」(銀座)で撮影。
http://plaza.rakuten.co.jp/junko23/diary/201001240001/
銘仙S3-5.jpg
↑ 昭和27年(1952)、伊勢崎織物協同組合「伊勢崎銘仙」のポスターで女優の津島恵子(1926~2012)が着用している。
モデルの津島恵子は、この時26歳なので、お嬢さん向けではなく、若奥さん向けということだったのだろうか?
下部の文字は「珍絣・併用絣・緯総絣・千代田御召」


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