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銘仙図鑑(スペシャル5) 大きな斜め格子の抽象模様の銘仙 [銘仙図鑑]

銘仙図鑑(スペシャル5) 大きな斜め格子の抽象模様の銘仙
銘仙S5-1.JPG
【番号】 S005
【名称】 大きな斜め格子の抽象模様の銘仙
【色柄】 赤、黄土、黒の3パターンの細長い山形模様と、2種類の抽象模様の5パターンを斜め格子状に織り出す。
     抽象模様は、線描風に織り出された惰円形と円形の2種で花のようにも見えるが不明。
     黒の部分は細かな格子紋を乱れなく織り出している。
     経糸と緯糸の両方に捺染し、その交差によって模様をくっきり織り出す伊勢崎が得意とした併用絣の技法。
     具象でもなく幾何学模様でもなく抽象柄をメインにした戦後的なデザイン。
【技法】 平織、経糸・緯糸捺染、併用絣。
【産地推定】 伊勢崎(群馬県)
【年代推定】 昭和29年(1954)
【所蔵者】  伊勢崎市
銘仙S5-2.jpg
↑ 水彩で描いた抽象画のようだ。
銘仙S5-3.JPG
↑ 惰円形と円形の2種の抽象柄。
銘仙S5-4.JPG
↑ 織の精度は高い。
銘仙S5-5.jpg
↑ 昭和29年(1954)、伊勢崎織物協同組合「伊勢崎銘仙」のポスターで女優の香川京子(1931~ )が着用している。
モデルの香川京子は、この時23歳なので、結婚適齢期のお嬢さんから若奥さん向けのデザインだったのだろう。
右側の文字は「珍絣・併用絣・緯総絣・千代田御召」




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